ごあいさつ
はじめまして、院長の寺尾基洋です。
近年こころの不調を持たれる方が増えています。厚労省は平成25年度からの医療計画にそれまでの4疾患(がん、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病)に精神疾患を加え、医療体制の整備を進めてきました。それほど心の病は国民にとって身近でかつ重要な病気となっています。
これまで精神科病院での勤務を通じ、多くの患者様と向き合ってきた中で、「もう少し早く治療が開始されていれば」「もう少し気軽に相談できていれば」と感じることがありました。
身近にあるクリニックに気軽に相談できて、正常なこころの反応で様子をみれるのか、治療が必要な病状なのかを知ることで、一人で悩み葛藤する時間を少しでも減らせるのではないかと思います。
上記の考えを踏まえた上で、私の目指す精神医療は以下の2本柱です。
- 心の不調をできるだけ早期に相談・受診できる敷居の低さ
- 再発を予防するための生活習慣(食習慣・運動習慣)の見直しとその実践
その結果、薬に頼らない(最小限の薬物療法)精神科治療の実現につながると信じています。
厚生労働省は、健康づくりのための身体活動·運動について、令和5年11月27日にガイドライン案を取りまとめています。そこには初めて「週2-3日の筋力トレーニング」が明記されました。
身体活動·運動に関するガイドラインの策定は平成元年に始まり直近では、10年前に「健康づくりのための身体活動基準2013」が策定されていましたが、今回は近年の科学的知見を反映させた10年ぶりの見直しが行われることとなったのです。
ここには身体的な健康のみならず、精神的な健康にも筋トレが有効である近年の知見に基づいた示唆も含まれています。
このことも私が目指す精神医療を後押しするものとなると考えています。
昨今のコロナ禍で、人とのふれあいを持ちにくい社会情勢が続いています。ネットやSNSでは様々な情報が飛び交い、かえって不安や心配になる方が増えています。
どうぞお気軽に専門知識を持った我々にご相談ください。
地域の皆様のこころのかかりつけ医となれるよう努めてまいります。
Mo寺クリニック尾山台
院長 寺尾 基洋
略歴
- 2003年3月
- 聖マリアンナ医科大学医学部卒業
- 2003年5月
- 聖マリアンナ医科大学付属病院 初期臨床研修医
- 2005年4月
- 聖マリアンナ医科大学付属病院 麻酔科
- 2006年4月
- 東大宮総合病院 麻酔科
- 2006年9月
- 笛吹中央病院 麻酔科
- 2007年9月
- 住吉病院 精神科
- 2015年4月
- あさひの丘病院 精神科
- 2021年7月
- たわらクリニック蒲田 院長
- 2024年8月
- Mo寺クリニック尾山台 新規開院
所属学会
- 日本麻酔科学会
- 日本精神神経科学会
- 日本緩和医療学会
- 日本スポーツ精神医学会